【コジプロ】『Death Stranding』最新映像をTGA2017で公開!見えない敵に異形の巨人まで謎が謎を呼ぶトレーラー!

『Death Stranding』

コナミを退社したのち、小島秀夫氏が立ち上げたスタジオ「コジマプロダクション」が手掛ける謎の新作『Death Stranding(デス・ストランディング)』。今回The Game Awards 2017において最新映像が公開されました。

『Death Stranding』最新映像公開!

映像内容をご紹介

A HIDEO KOJIMA GAME

映像冒頭には小島監督作品でおなじみの「A HIDEO KOJIMA GAME」の文字。小島氏はこの表記の意味について過去Twitterでこのように説明しています。

企画、ゲームデザイン、脚本、演出、監督を全て自分で 、責任を持って創ったという、僕なりの宣言です。単なるプロデュース作品には付きません。

出典:小島秀夫公式ツイッターより

元々映画監督になりたかった方なので作品内の脚本や演出、ゲームデザインに至るまでかなりのこだわりを感じます。「Death Stranding」のティザートレーラーでもセリフや文字による表現もないのに魅入ってしまう表現力がありました。今回のトレーラーもまるでSF大作映画の予告編のようでした。

月面にも見える場所で目を覚ます”サム”

本作の主人公である”サム”。モデルは俳優のノーマン・リーダス氏。まるで月面のような何もない場所で目を覚まします。左肩部にはレコーダーのようなものが付いています。服の右胸には「0914-137」の文字が見受けられますが何かの識別番号でしょうか。目を覚ましたサムは顔を起こし何かを見つめています。

起き上がるサム。着ているスーツの右大腿部には「PORTER」の文字が。PORTER(ポーター)というと映画「トランスポーター」にあるように運び屋、運搬人の意味かと思われます。サムは何かを送り届ける運び屋のような組織の一員なのでしょうか。

サムの隣には全身をスーツで覆われ縛り付けられた人型が。顔は泥のように塗りつぶされ判別できません。これは一体なんなのでしょうか。奥には横転した車体と人影が。

一人は横転した車体に下半身を挟まれ身動きが取れない状態。それを助け出そうとしているもう一人の背中からは金属でできたアーム状のライトが確認できます。

この二人の服装はサムとは違います。肩には「BRIDGES」と書かれています。文字の下にはアメリカ合衆国の国土の形が蜘蛛の巣のように描かれているのが分かります。おそらくアメリカ合衆国の部隊なのでしょう。

背中から生えているライトは単なる灯りではなく何かを察知するセンサーとしての機能もあるようです。ライトの部分が激しく開閉を始めると慌てだします。サムの指示のもと手で口と鼻を塞ぎ息を止めます。一体なにが起こっているのか。

何かが近づいてきているようです。そして車体の側面に突如手形が。姿は見えません。この間も背中のセンサーは激しく反応しています。確実に得体のしれない生物が近くを通過しています。しかし口と鼻を塞いでいるおかげか男達を素通りしていきます。

危機は去ったかのように思われましたが、今度は冒頭に出ていた全身を縛られた人型のものが激しく震えだし顔が蒸発するように金色の粉が舞いだします。その後全身が真っ黒な液体となり消えてしまいました。

その後、空中に半透明の巨大な人影が浮かび上がりサムに襲い掛かります。右足を抑えられていうようでしたがサムは口と鼻を塞ぎます。するとターゲットが外れ、次のターゲットとして下半身を車に挟まれた男へ襲い掛かります。

車の周りが真っ黒な泥状になり下半身を挟まれていた男は見えない何かへ引きずられていきます。そして冒頭に助け出そうとしていた男が引きずられていく男へ銃口を向け射殺してしまいます。見えない敵へ連れ去られてしまうと不都合があるようですね。情報を奪われてしまうのか、はたまた敵に取り込まれ新たな敵となってしまうのかは分かりませんが。

謎の黒衣の男

気づくと車の上に一人の黒衣の男が。背中からはサムたちと同様にアーム状のセンサーが付いています。ただし形状がやや異なり、ライトの色も白ではなく黄色がかっています。そして黒衣の男が何かの合図を出します。この仕草メタルギアソリッドのオセロットに似ているような気が!それよりもこの合図の仕方は過去のトレーラーに登場したマッツ・ミケルセン氏をモデルとしたキャラクターの合図の仕方と同じですね。

この合図の直後カプセル内の赤ん坊が暴れます。この赤ん坊は過去のトレーラーにも登場していますが一体どんな役割があるのでしょうか。

そして辺りの地面が泥状となり車も沈み始めます。黒衣の男の合図とともにこの現象が起こり始めているので味方ではなさそうです。

次の場面ではまるで重力が反転したように石も人も浮かび上がっていきます。これを察知したBRIDGESの一員は赤ん坊を放り出し、自身に銃口を向け自殺を図ります。が、死にません。宙に浮いた状態でも自身にナイフを刺し続けているようでしたがそれでも死にませんでした。

過去のトレーラーでも登場したカニさんがちゃっかり登場。深い意味があるとは思えませんが小島監督なので何か意味を持たせているのかも知れません。辺りのものが浮かび上がっている状態でも何故かサムと赤ん坊は浮いていません。

この現象を起こしているであろう張本人が姿を現しました。身の丈数十mはあろうかという異形の巨人。お腹からはへその緒が出ているように見えます。手からは細く長い指が地面のほうまで伸びています。顔は人間でいう口辺りまでしかなく、そこからは上は花のようにヒダになっているようです。中に浮かび上がったBRIDGESの一員はこの顔の部分に吸い込まれてしまいます。その後閃光が辺りを包み込みます。

舞台は宇宙か海か

閃光の直後はなぜか海の中。サムもなぜか裸。

海の中には人の死体のようなものが水面へと浮かんでいきます。閃光が起こる前にも人が浮かんでいきましたが今までいた場所は海だったのでしょうか。水面の先にはまたしても別の巨大な生物の影が。

横転した車のドア部でしょうか。海底から浮かび上がったドアにはBRIDGESの文字。下のほうによく見ると「UNITED CITIES OF AMERICA」と書かれています。アメリカ合衆国の国土を描いた図は蜘蛛の巣をモチーフとしたデザインとなっていますが、その蜘蛛の巣の中心はおそらくワシントンDCの位置かと思われます。「UNITED CITIES OF AMERICA」ということは州立国家ではなく都市立国家へとアメリカは変わってしまったのか。先ほどの得体の知れない生命体の影響で人類の多くが殺害され州立国家としては機能しなくなったのかも知れません。

海の底ではサムが横たわっていました。カメラはなんとサムの口の中へ。食道の中には赤ん坊が。いつのまに入ったのでしょうか。

サムが意識を取り戻すと最初の月面のような場所に。海はどこへいったのでしょうか。それとも意識を失っていた間の夢だったのでしょうか。

BRIDGESの一員が残していった赤ん坊の入ったカプセルを抱え遠くを見つめながらサムは涙を流します。その視線の先には

巨大なクレーターの先には宙に浮かぶ5体の人らしきものが。景色は遠方まで見渡せますが、そこには緑も建物も見当たりません。ここは一体どこなのでしょうか。地球のなのか、宇宙なのか、はたまた海なのか。

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