打首獄門同好会
打首獄門同好会(うちくびごくもんどうこうかい)は2004年に結成された3ピースバンド。生活感溢れるユルい歌詞を乗せた独得のスタイルが「生活密着型ラウドロック」という新たなジャンルを確立。好きな食べ物やお菓子のテーマソングを勝手に作り、地元の電車や好きなテレビ番組に捧げる歌を勝手に作り、貧困や抜け毛の悩みやメタボの恐怖や風呂入って寝る喜びを歌うようになった。但し、今のところ企業からのCMコラボの依頼はない。
ゲーム愛好家には懐かしさ満載の「きのこたけのこ戦争」ミュージックビデオ
「きのこたけのこ戦争」
まず「きのこたけのこ戦争」について解説していきたい。「きのこたけのこ戦争」とは明治製菓より発売されている「きのこの山」と「たけのこの里」の両雄のうちどちらがより優れているのか、というところが発端となり起こった戦争。
「きのこの山」と「たけのこの里」の歴史を紐解いてみると意外と古いことに気づかされる。先に生まれたのは「きのこの山」、1975年生まれである。「たけのこの里」はその4年後となる1979年生まれとなる。年功序列の観点でいえば「きのこの山」に軍配が上がる。しかし、グローバル化が進む現代おいて年功序列で判断するのは得策とはいえない。
次にチョコの量という観点で比較を試みる。「きのこの山」のチョコの量は1.792g。対して「たけのこの里」のチョコの量は1.273g。チョコの量の観点でも「きのこの山」に軍配が上がった。
売上の点で比較をした場合、テレビ番組などでは「たけのこの里」の方が「きのこの山」より売上が多いことが分かっている。会社の収益への貢献や顧客からの人気は「たけのこの里」に軍配が上がる。
双方共に支持者が存在し各々秀でた部分があるため優劣は付けがたく、評価は個人の判断に任せたい。なお当サイトは「きのこたけのこ戦争」については永世中立の立場をとる。
「きのこたけのこ戦争」のミュージックビデオ
打首獄門同好会(うちくびごくもんどうこうかい)の「きのこたけのこ戦争」のミュージックビデオでは、まず”きのこ”と”たけのこ”の誕生秘話を語る歌詞から始まります。
きのこの山の歴史
まずは先に生を受けたきのこ陣営の歴史から語られます。
1975年に生を受けた選ばれしクラッカーは、王様より兜(チョコ)を授かり仲間と共に山に向かいました。そして後にその山が ”きのこの山” と呼ばれるようになりました。
完全に既視感のある映像。ファミコンでありましたよね。それに ”きのこ” のチョコの部分はかぶってるだけなんですね。実際きのこの山の開発の経緯は、当時既に発売されていた三角形のチョコーレート菓子”アポロ”の製造ラインを有効活用した新製品を開発でしたから、あながち間違ってはいない気がします。
たけのこの里の歴史
次に4年後に生を受けた たけのこの里 の歴史が語られます。
1979年、たけのこのクッキーの部分が生まれ、その身をチョコで覆い、民と共に里を作りました。これが後に ”たけのこの里” と呼ばれるようになったのです。
あれっ、こちらも既視感が…。某国民的RPGですよね。私の勘違いかなぁ。
そして戦争へ
打首獄門同好会の「きのこたけのこ戦争」の歌詞では戦争の理由を以下のように語っています。
~略~
しかし彼らは似すぎたため
その近さが争いの種
悲しくも避けられぬ運命
It is called
きのこたけのこWAR
~略~
争いは同じレベルの者同士でしか起きないと言われるように、”きのこ” と ”たけのこ” はあまりにも似すぎていたのでしょう。ここで ”似てる” と表現すること自体が新たな戦争の火種になりそうな予感。
完全にド〇クエとF〇だろ!な戦闘シーン
”きのこ” による ”たけのこ” への攻撃シーンへ。もう完全にド〇クエ。そしてきのこレベル低っ!
こちらは ”たけのこ” による ”きのこ” への攻撃シーン。F〇だよねこれ。4対1は少し卑怯ではないでしょうか。
争いはさらなる争いへ
戦争の後の戦場。そこには ”きのこ” と ”たけのこ” 双方のおびただしい遺体が。きのこ側も仲間を殺され棺桶が後ろを付いていきます。
たけのこの里には火が放たれ多くの犠牲者が横たわります。
戦争の影で打倒たけのこを再度誓う者。
たけのこ陣営で傷ついた兵士を必死に看病する者。
次の戦のため装備を探し歩き、きのこは「エリンギのよろい」を手に入れます。はたしてエリンギをまとうことで防御力は上がるのでしょうか。
たけのこは騎兵隊(これチョコボだよね。)で出撃します。
きのこは更に「エノキのつるぎ」を手に入れます。エノキで切られてもペシンッ、ペシンッするだけでダメージはないような気もしますが。でもきっとこれは ”伝説のきのこ” にしか抜けない伝説のつるぎなのでしょう。
争いを望まない心やさしい ”たけのこ” もいるようです。彼の願いは届くのか。
最終決戦へ
そして両陣営の兵力を終結させた最終決戦へ向かいます。
平和的解決だがこれでもかとパクる!
そして始まった最終決戦、ってあれ?
こっ、これはマリオブラザーズ。1983年に発売された任天堂のアクションゲームでありマリオシリーズで初めてマリオの名がタイトルに冠されたマリオシリーズ第1作目。きのこがクリボーにしかみえねぇ。
次はイーアルカンフー?!。コナミより1985年にアーケードで稼働開始し、後にファミコンなどへ移植された対戦格闘ゲーム。銅鑼の上の文字が本来は「功夫」なのですが「明治」に変わっているのが細かい。※「きのこの山」「たけのこの里」は明治製菓の商品。
お次はもうかなり平和的争いです。観客も盛り上がってます。1984年に任天堂より発売された「エキサイトバイク」ですねこれは。「エキサイトバイク」のプロデューサー兼ディレクターは、あの宮本茂氏なんですよ。
更に争いは紳士的に。いったいどうやってラケットを両者持っているのか。これの原作は見た目そのまんまの「テニス」。作品名が「テニス」。ファミコン用ソフトで初のテニスゲームが、そう「テニス」。
これは皆さんご存知。「スーパーマリオブラザーズ」と思わせて~の「スーパーマリオブラザーズ3」です。この画面の原作は3なんです。しっぽマリオ・タヌキマリオ・カエルマリオ・ハンマーマリオ・クツマリオなんて変わり種が登場していましたね。スーパーファミコンの『スーパーマリオコレクション』にも収録されていたのでこちらで遊んだ方も多いかも。
あぁ~。懐かしい。ハドソンの「ボンバーマン」ですよ。ゲームだとドカポンや人生ゲームで友達と喧嘩になるとよくいわれますが、「ボンバーマン」もなりますよね。一番最初の初期位置に爆弾を置いて開始早々自滅するのはだれでも経験したはず。
優雅な戦争の風景ですね。ドッジボールですね。くにおくんシリーズの「熱血高校ドッジボール部」でしょうか。ファミコン時代を支えた人気シリーズですが、開発をしていたテクノスジャパンは倒産して今はないのですよね。でも版権は「ドラゴンボール ファイターズ」を製作しているアークシステムワークスが現在保有していて2016年にも”くにおくんシリーズ”は発売されています。
これパッと見で原作がわかる方は何人いるのでしょうか。これはコナミの「ロードファイター」が原作。ちなみに私は分かりませんでした。もう ”きのこ” と ”たけのこ” の要素がどこにあるのか分かりません。
これは私はスーファミのを持ってました。テクモから発売された「キャプテン翼」ですよね。サッカーゲームでありながらコマンド式RPGのようなエンカウントからの技の選択という要素が画期的だった本作。
でたー!!の文言は本作で飽きるほどみる演出。でもこの時代に実況まであるってすごいよね。キノコサイクロンってなんだろうね。この ”きのこ” どの部位でボールを蹴るのだろうと疑問が残ります。
たけのこさん止める気まんまん。ボールが当たればビスケット部分ごと砕け散りそうですが。気分は若島津くん?
果たして勝敗の行方は
ここまで読んだ方は既に「きのこたけのこ戦争」の事はどうでも良くなっているでしょうね。幼かった当時の自分を思い出しノスタルジックな気分になっていることでしょう。夏休みに友達の家で一緒にファミコンをやったり、兄弟・姉妹で一緒に遊んだり。
もう戻らないのですよ。時間は。人も。人生はリセットできないゲームなのですよ。
とは言うものの続きが気になる方は、打首獄門同好会の「きのこたけのこ戦争」をYouTubeの動画からどうぞ。
「きのこたけのこ戦争」ミュージックビデオ
2018年の「きのこの山」、「たけのこの里」のCMはこれで(゚з゚)イインデネーノ?
期間限定で「きのこの山」、「たけのこの里」に別Ver
「きのこの山」には期間限定で抹茶&いちご味が登場。どうみても見た目が毒キノコ、っうわぁ、やめろ、このきの・・・
「たけのこの里」には練乳いちご味が登場。
打首獄門同好会のCDはこちらから
今回の「きのこたけのこ戦争」が収録されているのは”やんごとなき世界”というアルバムです。
パッケージかいわいすぎひん?2018年注目のバンドなので気になるかたは要チェックやで!「布団の中からでたくない」も名曲だと思います、はい。