格闘技に含まれる競技はどれ?大きく分けて何種類あるのかも解説!      

近年、NHK紅白歌合戦とともに年末の風物詩とされているのが格闘技ですよね。年末にはボクシング、キックボクシング、総合格闘技の大会が多数開催されています。さらには、ブックメーカーでも人気を集めており、さらに注目度が上がっています。

しかし「格闘技」と一言で言っても、どんな競技が格闘技に含まれ、格闘技は何種類に分かれているかなどまで知っている方は少ないのではないでしょうか。そこで今回は、格闘技となる競技や格闘技の種類など格闘技 まとめてみました!

格闘技 まとめ①:格闘技(かくとうぎ)とは?

格闘技は競技の分類の一つで、球技、陸上競技と同次元です。格闘技とは、自分の体を使い攻撃や防御を行うスキル、またはスポーツ、あるいはそれを基本とした興行のことをいいます。簡単に言うと、素手で組み合ったり、手足で打ち合ったりするスタイルの競技のことを指します。

格闘技 まとめ②:格闘技の種類は3種類

打撃系

殴る・蹴るという行為は認められているが、掴む・投げるなどの攻撃が許されていない競技のこと。ボクシングのように実際のダメージにより勝敗が決まる場合と、空手のように与えたダメージではなく正確に当たったかにより勝敗が決まる場合があります。

また、基本は打撃での攻撃で、一部掴みながらの攻撃(投げ、立ち関節など)が許されている競技もあり、シュートボクシング、ムエタイ、ラウェイ、散打らがこれに当たります。

組技系

打撃系とは逆に、掴む・投げるなどの攻撃が認められているが、パンチ・キックという行為が認められていない競技のこと。相手を倒すまでの攻撃と防御が中心の競技と、相手を倒してからの攻撃と防御が中心の競技があり、相撲、レスリング、柔道などがこれに当たります。投げ技、寝技、関節技、締め技などが使われます。

総合系

殴る、蹴る、掴む、投げる、絞めるの全てが認められている競技のこと。但し、目突き、噛みつき、後頭部の打撃等の危険な行為は除きます。

格闘技 まとめ③:それぞれのルール

打撃系格闘技のルール

ボクシングはパンチのみで競い、キックボクシングはパンチ、キック、膝蹴り、肘での攻撃が認められています。ムエタイとキックボクシングのルールは基本的には同じです。空手は流派によって大きく異なりますが、フルコンタクト空手の場合は突き、蹴りの他に、膝、肘、押しなども認められています。

  • 中国武術
  • 空手
  • テコンドー
  • ボクシング
  • キックボクシング
  • シュートボクシング
  • ムエタイ
  • ラウェイ
  • サバット
  • 散打など

組技系格闘技のルール

組技系格闘技は競技によってルールが異なります。相撲は投げ技、掛け技、反り技、捻り技で競い、レスリングはタックル、投げ技、寝技で競います。柔道、ブラジリアン柔術は投げ技、寝技、関節技、締め技が使えます。また、柔道は投げ技で「一本勝ち」となりますが、ブラジリアン柔術は投げ技を一度食らっただけでは負けにはなりません。

  • 柔道
  • ブラジリアン柔術
  • サンボ
  • キャッチ
  • レスリング
  • 相撲
  • 合気道など

総合格闘技のルール

修斗はパンチ、キックなどの打撃に加え、組技も使って競います。総合格闘技は、立ち技だけ認められているものと寝技も使えるものがあります。MMAはMixed martial artsの意味の通り、立ち技、寝技、締め技、関節技などあらゆる技で競います。但し、生命に危険性を与える行為(後頭部への打撃など)は反則となります。

また、総合格闘技の魅力は、小柄な選手が大柄の選手にマウントを取られても下から関節技をかけて勝利を手にするなど、見応えのあるシーンが多いところではないでしょうか。

  • MMA
  • 修斗
  • 日本拳法
  • 大道塾空道
  • ヨーロピアン柔術(JJIF)など

まとめ

今回は、格闘技 まとめとして、格闘技に含まれる競技や格闘技の種類についてまとめてみました。最近はRIZINなどの人気マッチを「観る」だけではなく、格闘技を趣味やエクササイズとして始める人も多く、格闘技の種類が分かると自分の希望に合った競技も見つけやすいのではないでしょうか。

一昔前に比べると身近な存在となった格闘技。始めてから「こんなルールだとは知らなかった」と後悔しないよう、格闘技には3種類あることを知っておいてください!