2022年7月にリリースされた『Stray』が爆発的な人気を誇っています。リリース直後にプレイヤー数は5万人を超え、ハッシュタグ「猫 ゲーム」がTwitterのトレンドに飛び込むほど大きな話題となりました。国内外で大きなムーブメントとなっている『Stray』ですが、一体どんなゲームなのでしょうか。
本記事では、『Stray』の遊び方や魅力について徹底的に解説していきます!
『Stray』とは
『Stray』とは、見知らぬ世界に迷い込んだ一匹の野良猫が主人公のアトラクションアドベンチャーゲームです。『Stray』は、少数規模の開発者たちが魂を燃やして制作したインディーゲームの1つで、「ヒューマンドラマ」にも近いようなストーリー性が溢れています。リアルに描かれた映像は、飼い主も本物の猫も虜になってしまうほど。猫の愛くるしさに心が癒されること間違いなしです!
ゲーム性
物語の舞台は、廃墟と化したサイバーシティ。プレイヤーは猫となり、三人称視点でネオン街やダークな雰囲気の裏路地を彷徨い歩きます。そこでは、ロボットのような人造人間「ドロイド」や、危険なクリーチャーが住む近未来的な街が待ち受けていますが、小柄で機敏な猫の特性を活かしたアクションを駆使して、敵から逃れたり、仕掛けを作動させたりしながら、世界の謎の真相に迫っていくゲームになっています。
『Stray』の魅力
『Stray』の最大の見どころは、何と言ってもリアリティあふれる猫の描写!開発スタジオにいる3匹の「従業員」も参考に、猫の表現にきわめて強いこだわりをもって作られました。
例えば、扉を開けるといったアクションは猫に行なえませんよね。そのため、足場を使って高い場所に移動し、空いている窓から入ったり、ドアに対して爪とぎを行なうことで中から開けてくれるのを待つなど、徹底した猫目線でのアクションとなっています。また、路地を走る時のしなやかな体躯、居心地の良い場所を見つけて丸くなって眠ってしまったり、ロボットの足元にすり寄る姿は、まさに本物の猫さながらです!
PS5用ワイヤレスコントローラー「DualSense」を使えば、手元から聞こえる様々な愛らしい鳴き声や、研ぎ具合によって異なる爪とぎの感触、高所から飛び降りた時のボスッという猫の重みなど振動を通じて伝わる猫のリアル感が、プレイヤーの視点をぐっとネコのもとへと近づけてくれます。
そして、物語で描かれたサイバーシティの街並みや、陰気で奇妙で退廃的、それなのにどこか美しさのある廃墟美にも注目です。
『Stray』の遊び方 5つのポイント
1.サイバーシティからの脱出を目指す
ある日、ちょっとしたアクシデントによって家族とはぐれてしまい、廃墟のようなサイバーシティに迷い込んでしまった主人公。プレイヤーは迷い猫となり、この世界から脱出するすべを探し、家族の元へ帰る方法を探すという冒険が始まります。
2.仕掛けを作動させて先へと進む
どんな狭い場所も通れる猫ですが、時には足場が見当たらず、先に進めなくなることも。そんな時は、フィールド上に仕掛けられたアイテムを作動させて、問題解決!缶を高い所から落としてガラスを割ったり、ドラム缶の中に入って転がし、足場として活用するといった高度なアクションを使って先へ進みましょう。
時には、積み上げられた本の山を崩したり、壁にかかった絵を落としたりと、猫ならではの何気ないいたずらが、隠しアイテムを探すきっかけになることもあります。
3.ドローンとタッグを組んで冒険を進めよう
主人公の猫は、記憶を無くした小型ドローン「B-12」と出会い、冒険をともにすることになります。「B-12」は連続飛行可能な時間が限られているため、猫が背負って運ぶことも。その代わり「B-12」がロボットたちの言語を通訳してくれたり、ちょっとした機械のハッキングや拾ったアイテムの保管をしてくれたりと、小さいながらも頼れる相棒です。
4.「ZURK」には気をつけろ!
敵として出現するダニのような姿をした、謎の生物「ZURK」。群れを成して猫に襲い掛かってくる上、猫には攻撃手段がありません。そして、ひとたび体に張り付くと、あっという間にゲームオーバーに。猫ダッシュを駆使しつつ、相手の動きを見ながら左右にフェイントをかけるなどして、相手の突進意識をかわしましょう。
中盤に差し掛かると「B-12」に攻撃機能が加わり、レーザーを照射して敵を倒せるようになります。しかし、この武器も万能ではなく、使用中はゲージが溜まり、満タンになるとオーバーヒートしてしまうので、さっさと「ZURK」の届かないところに逃げてしまうのがベストです。
5.心も持ったロボット「ドロイド」との出会いが鍵
脱出するための鍵となるのは、サイバーシティに暮らすロボット住民「ドロイド」たちとの出会いです。彼らには「心」があり、互いを思いやったり、競い合ったり、怒ったりする「感情」も持ち合わせています。
物語の中では、ドロイドが人間と過ごしてきたことを示す根拠が語られています。なぜ人間がいなくなってしまったのか、いまはどこにいるのか、なぜロボットは外界から隔絶されているのか探る必要がありそうです。住民たちの話を聞き、「ノートを探してほしい」「人間には入れない狭い隙間に入り込み、探索してきてほしい」といった要望に応えながら、ストーリーを進めていきましょう!