世代を超える長寿シリーズである名作『ポケットモンスター』シリーズ。でも実は初代バージョンが発売された当初は現在の様に超大作となるとは誰も思っていませんでした。
今や『ポケモン』と言う単語は世界共通語にまでなった巨大コンテンツですが、実は幻のバージョンがあったり、誰も見たことがないTVコマーシャルが存在するのは意外と知られていません。
オンカジ最新情報でも見ながら、ポケモンの過去を探ってみませんか?
TVコマーシャルが存在した
今となっては20年以上テレビアニメが放送されているので、お茶の間でもポケモンといえばアニメの印象が強いかもしれません。
最新作も絶賛発売中のポケモンシリーズで最初にTVデビューを飾ったのは、実は初代ポケモンの販売促進用TVコマーシャルでした。意外に知っている方は少ないのではないでしょうか?
しかも、その内容はゲームボーイと通信ケーブルを手にした女性が公園でゲートボールを楽しんでいる老人たちに自分の育てたポケモンとの勝負を挑むというもの。そして「あんた、誰?」と聞き返されて終わる、という超シュールなCMです。
幻のバージョン
初代バージョンが世に出回ったと同時期に発売されていたゲームボーイポケットと併せて、人気が急上昇中し、売り切れが続出していたポケモンですが、実は期間限定 + コンビニ限定で発売された幻のバージョンも存在していたんです。
当時、テレビアニメが放送される前でしたが、小学生向けの漫画雑誌で連載していた独自路線の同名ギャグ漫画も大人気で向かう所敵なしの状態でした。
でもポケモンキッズたちの間では「最初にもらえるポケモンは3匹の中から選べるのに、2つしかバージョンがないのはなぜ?」と熱い議論の的となっていました。
そこで、ポケモンの発売元と漫画雑誌を発行していた出版社は、その漫画雑誌の読者限定で独自の特別版とも呼べるポケモンの開発・限定発売を決定したのです。
そして、先に発売されたバージョンの2種類を足して二で割ったようなモンスターが登場し、ポケモンのグラフィックを新しく書き起こした幻のバージョンが発売となりました。ゲームの発売元と出版社の目論見は大当たり、ゲームに応募しようにも漫画雑誌が売り切れてしまうというほどの大騒ぎでした。
期間限定でありながら、特定のコンビニで一定の条件を満たさないと購入できないと言う、どんなレアモンスターよりもレアなポケモンゲーム。しかし、このバージョンを欲しがる子供達が後を絶たなかったため、最初に発売されてから約3年後には一般販売されることになりました。
まとめ
どうでしょうか?大人気コンテンツであるポケモンの隠れた歴史。
どの業界でも新規コンテンツは育てるのに時間がかかるだけではなく、最初は手探りの状態で、思い描いていた発展を遂げないのが実情です。
でも、今のポケモンキッズが見たら絶句してしまうような内容のTVコマーシャルから始まり、漫画雑誌の読者限定の幻バージョンのゲームを開発したりした歴史に触れてみるのも興味深いと思いませんか?